1. 豆の計量
コンピューターで自動制御された、それぞれの自動計量器により、豆を計量します。
商品毎の配量表によって、量や種類も変わります。
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2. 豆の洗浄及び異物の除去
ここでは、餡を作る大切な下準備で、キレイに浄水した水で豆を洗浄します。
原料の段階で希に入ってくる、(木くず)や(石)なども洗浄機で分離していきます。
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3. 豆の炊きあげ
炊きあげの時間は、商品や釜に入れる量によって異なりますが、小倉系の餡は、圧力釜で1時間ほどじっくりと炊きあげます。
炊きあげに使う水は、地下深くより汲み上げ、逆浸透膜を使って浄水した、製餡に適したきれいな水です。
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4. 糖類の投入
炊きあがった豆は釜から、ニーダという機械に移されます。
ここでは、他の材料や糖類を混合し混ぜ込んでいきます。
大豆や梅、栗などの色物の商品の材料もここで投入されます。
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5. ニーダで混合撹拌
原料が全てニーダの中で投入されると、じっくりと撹拌し、加熱が始まります。
美味しい餡にするために水分をとばして、ゆっくり煮詰めていきます。
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6. ホット充填機でフィルム包装
材料が全て統合され、仕上がった餡はニーダから充填機に移されます。
商品毎のパッケージで、決められた分量が自動で温かいまま充填されます。
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7. 殺菌
パッケージングされた商品は、高温水で約30分間殺菌され、その後、冷水で約30分間冷却しれます。
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8. 保管
殺菌、冷却が済んだ製品は、出荷の箱詰め前に、冷蔵保管庫に保管されます。
ここは、製品毎に保管温度が異なり、常温・20℃・15℃・10℃の部屋に分かれています。
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1. 豆の計量
コンピューターで自動制御された、それぞれの自動計量器により、豆を計量します。商品毎の配量表によって、量や種類も変わります。
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2. 豆の洗浄及び異物の除去
ここでは、餡を作る大切な下準備で、キレイに浄水した水で豆を洗浄します。原料の段階で希に入ってくる、(木くず)や(石)なども洗浄機で分離していきます。
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3. 豆の浸漬
洗浄された豆は、圧力釜に移され、煮炊の前処理として一定期間、お湯にさらします。
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4. 豆の煮炊
洗浄された豆は、圧力釜で約1時間、じっくり炊きあげられます。
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5. 磨砕
炊きあがった豆は釜から、パルパーという機械に移されます。これは、炊きあがった豆をすりつぶしていく作業です。餡の風味を壊さないように、水を添加しながら粉砕します。
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6. ふるいにかける
すりつぶされた豆は、浄水されたきれいな水で冷却しながら、身と餡カスとに分けられます。
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7. 水さらし・冷却
身と餡カスとに分けられた「餡汁」に熱交換器と呼ばれる機械で冷水を入れ、身と水分を分離させ、濃縮していきます。
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8. 脱水
身と水分に分離された「餡汁」は自動プレス機に掛けられ、一定の含水率になるまで絞ります。
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9. 計量
注文のあった分量に計量し、丁寧に釜詰めされます。
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10. 保管
計量、釜詰めされた商品は2℃に保たれた冷蔵室で保管されます。
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1. 金属探知
製包した商品はまず、金属探知機に掛けられ異物の混入をチェックします。
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2. X線探知
金属探知器をクリアした商品は、他の混入物がないか、X線探知機に掛けられます。
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3. モニター
通過中の商品状態をモニターチェックしていきます。
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4. 異物検出
ごく希に異物が発見された場合は、自動で、ラインからはずされます。
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5. チェック
終了金属探知器とX線探知機の二重チェックをクリアした良品をコンテナに整理し、出荷を待ちます。
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6. NGチェック
異物を検出した場合は、NGが出た場所をチェックし、原因を特定します。
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企業における「研究開発」とは、新しい技術的価値を創造し、事業に役立てることです。市場における自社の技術及び商品の優位性を決定付ける為の先行投資で、研究開発は企業の方向性を示す経営戦略と言えます。
国内餡業界は安価な外国産が大量輸入され、更に価格破壊が進み、企業として生き残りをかけた新商品の開発が急務となっており、研究開発は重要な役割を担っております。
弊社では、早くから研究開発部門を独立させ、新商品の開発、豆類の優れた栄養バランスを活かした製菓製パン以外(外食)への応用及び、品質管理方法の確立を目標に日々研究し、他企業、他部門への提案及びチェック機能としての役割りを果たしております。
弊社における研究開発室の業務は大きく分けて、餡を利用した商品についての動向及び多様化、消費者ニーズの分析、企画提案及び、商品化の為の試作研究と製造設備、各工程での菌検査、水質の検査及び、排水検査などを行う品質管理があります。
・研究(マーケティング分析、企画提案、試作、原価計算、配合表)
・分析(商品分析、栄養分析)
・規格書作成(原料規格、製品規格)
・製品開発及び応用
・製品検査(含水率、異物、各種菌、糖度、硬度、色)
・設備検査(大腸菌拭取り)
・水質検査(pH、硬度、次亜塩素含有)
・排水検査(pH、SS、BOD、燐、窒素、排水設備管理)